【概要】自然の保全と利用に関する取組を推進し、県の魅力を広く伝える
群馬県は、県土の3分の2を森林が占める自然豊かな土地で、この自然を次代に引き継ぐためにさまざまな施策に取り組んでいます。なかでも本州最大の湿原を持つ尾瀬は、貴重な生態系を有していることなどから、将来にわたって保全することが求められるとともに、地方創生のための重要な資源として適切な保全と利用を通じた地域活性化が期待されています。本事業で尾瀬の適正な保全と利用を推進するとともに、尾瀬が当県の魅力を象徴するものであることを国内外に広く発信します。また、自然を活用した環境学習等により、子どもたちの地域への誇りや愛着を育むことに加え、より多くの地域住民や当県への観光客が豊かな自然を実感することで、保全活動の理解者になることを目指します。
寄附受入れの経緯・工夫
当県内に支店等がある企業への訪問の際に、企業版ふるさと納税について積極的にPRを行うことで本事業の認知度向上を図り、寄附集めの成果につなげています。また、当県では、寄附企業に感謝状を贈呈するとともに、ホームページに企業名等を掲示することで、寄附企業のイメージアップに努めています。寄附の経緯・効果
当社の創業地である群馬県へ恩返しをしたいという想いなどから寄附をさせていただ
きました。環境保全という、当社だけではなかなか難しい活動も、企業版ふるさと納税を
通じて貢献できることに大きな意義があると考えています。今回の事業を通じて、同県の
魅力の一つである豊かな自然を守り育てることに貢献できたことを嬉しく思います。
【成果】群馬県の価値を確立するとともに、群馬を背負って立つ人材を育成
- 尾瀬地区公衆トイレを整備し、観光客受入れ環境を向上
- 尾瀬地区ガイドマニュアルを作成し、ガイドの質を向上
- 環境学習活動を実践し、環境保全について情報発信できる人材を育成
- 体験型環境学習を推進し、子どもたちの自然保護意識を醸成、郷土を愛する心を育成
- 尾瀬地区への観光客、交流人口の増加
【事業分野】環境保全・エネルギー
【事業期間】2017年4月～2020年3月
【総事業費】177,228千円
【寄附額】115,531千円
【寄附件数】17件
【寄附企業名】株式会社SUBARU、株式会社カインズ、ユニー株式会社 ほか６社