2022.10.14

メディアを活用した移住促進

【概要】メディアを活用して村の定住支援制度を広くPR

トカラ列島にある7つの有人島と5つの無人島からなる十島村は「最後の秘境の地」とも呼ばれ、豊富な観光資源を有しています。また、全国でもトップクラスの定住支援制度等はあるものの、他の離島と比べ知名度が低い現状から移住希望者等の目に留まりにくく、移住希望者の効率的な確保が行いにくいのが現状です。
そこで、本事業では村の定住に係る各種支援制度等を、新聞等のマスメディアを活用し広く周知することで、移住希望者等の増加を図ります。最終的には人口増加につなげ、地域産業の振興を目指します。

寄附受入れの経緯・工夫
鉄鋼業や建設業、コンサルタント業など、当村と関わりの深い企業を中心に寄附を依頼する候補企業をリストアップ。各企業に寄附の案内とあわせて当村の現状が分かる資料を送付しました。更に、資料送付後、電話などで再度案内を行い、企業版ふるさと納税における税の軽減効果についても詳しく説明しました。自治体のPRや定住促進といった寄附を集めにくそうな事業であるにもかかわらず、村の課題や事業の必要性をしっかりと説明することで広く理解を得ることができました。結果、事業費の全額を寄附で賄うことができました。

寄附の経緯・効果
十島村内で事業を営んでおり、同村の発展は当社の事業にとってもメリットがあると考えたため寄附を決めました。同村には、PR事業を行うだけで終わらせるのではなく、移住者の移住後のフォローを行うことで、今後の定住者の増加にもつなげていただくことを期待しています。

【成果】移住者が増え、村の活性化に寄与

  1. 4年間で36名の移住者を獲得
  2. 村の知名度が上がり観光客が増加

【事業分野】移住・定住
事業期間】2016年9月~2020年3月
【総事業費】15,328千円
【寄附額】15,328千円
【寄附件数】101件
【寄附企業名】竹山建設株式会社、中川運輸株式会社、鹿児島ドック鉄工株式会社 ほか22社

引用:令和3年3月内閣府地方創生推進事務局 企業版ふるさと納税活用事例