2022.10.14

まちのシンボルの輝きを取り戻す

【概要】外観をチームカラーに一新、更なるシビックプライドの醸成へ

Jリーグ「サガン鳥栖」のホームスタジアムであり、鳥栖市のランドマーク的存在でもある駅前不動産スタジアムは、建築から20年が経過し、老朽化が目立っていました。本事業によって鉄骨躯体部及び外壁等の塗装改修工事を実施し、「サガン鳥栖」のチームカラーのスタジアムとして生まれ変わりました。あわせてスタジアム内にミュージアムコーナー等を整備しました。これらの取組により、当スタジアムがまちのシンボルとしての輝きを取り戻し、シビックプライドの醸成及び交流人口の更なる拡大につながっています。

寄附受入れの経緯・工夫
スタジアム改修の設計段階から株式会社Cygamesと改修後のイメージに関する意見交換を重ね、「サガン鳥栖」のチームカラーを取り入れたシンボリックなデザインにリニューアルすることを決定しました。スタジアムの基本的機能の向上のみならず、デザイン性でも価値の向上を目指すといった事業展開は、企業版ふるさと納税を活用した官民連携の取組であったからこそ実現できたものです。「サガン鳥栖」のホームゲームで同社に感謝状を贈呈するなど、ホームゲームへの来場者にも事業の成果をお伝えしており、企業の知名度やイメージアップに貢献させていただいています。

寄附の経緯・効果
これまでも「サガン鳥栖」のオフィシャルスポンサーとして幅広い分野で協力させていただいています。鳥栖市の事業を通じ、駅前不動産スタジアムがまちのシンボルとしての輝きを取り戻すことによって、鳥栖市民やサポーターに、市に対するより多くの誇りと魅力を感じてもらいたいとの思いから、事業費全額の寄附を申し出ました。今回の寄附は、プロスポーツ
に関わる地域貢献であることから、各メディアで紹介されることが多く、当社のPRにもなりました。また、公益のために多額の寄附をしたことが評価され、紺綬褒章を受章しました。

【成果】まちのランドマークが輝きを取り戻して再生

  1. スタジアム来場者数が増加し、経済効果がアップ
  2. Jリーグ各クラブのサポーターにも本事業や寄附企業の知名度が浸透
  3. 外観が美しくなり駅周辺が活性化
  4. 一般の人にミュージアムを見ていただくことで新たなサッカーファンを獲得

【事業分野】文化・芸術・スポーツ
【事業期間】2017年11月~2019年6月
【総事業費】685,903千円
【寄附額】685,903千円
【寄附件数】3件
【寄附企業名】株式会社Cygames

引用:令和3年3月内閣府地方創生推進事務局 企業版ふるさと納税活用事例